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2級 工業簿記《経費・製造間接費》

2014年2月 7日

どの製品で発生したか明らかな原価を、発生した製品に集計するのは簡単です。それに対して、どの製品で発生したか明らかではない原価を各製品に跡づけるためには、ちょっとした工夫が必要です。今回扱う製造間接費の配賦はまさに後者のケースで、工業簿記前半の重要な論点のひとつです。


【チェックリスト】

  1. 直接経費と間接経費の区別ができているか?直接経費の具体例として、外注加工賃と特許権使用料は覚えておくこと。
  2. 支払経費・測定経費・月割経費・発生経費のそれぞれの計算ができるか?特に、測定経費の具体例である水道光熱費は、基本料金に注意して計算すること。
  3. 材料費から発生する棚卸減耗損や、労務費から発生する福利施設負担額・厚生費などの経費の集計漏れに注意すること。
  4. 製造間接費の実際配賦と予定配賦の計算ができるか?
  5. 予定配賦率(分母)における実際的生産能力・平均操業度・期待実際操業度の区別ができているか?
  6. 予定配賦率(分子)における固定予算と公式法変動予算の作図と計算ができるか?
  7. 固定予算と公式法変動予算における差異の分析ができるか?



【今日の一問】
 公式法変動予算を前提として、当月製造間接費の予算差異と操業度差異をもとめなさい。なお、不利差異の場合は金額に△を付すこと。

基準操業度:1,000時間  固定費予算:500,000円  変動費率:300円/時間
実際操業度:850時間  実際発生額:780,000円



【解 答】

固定費率:500,000円÷1,000時間=500円/時間
操業度差異:(850時間-1,000時間)×500円/時間=△75,000円

予算許容額:300円/時間×850時間+500,000円=755,000円
予算差異:755,000円-780,000円=△25,000円

 実際操業度850時間のもとでは、(@300+@500)×850h=680,000の製造間接費が発生する予定でした。しかし実際は780,000発生しているため、予定を100,000オーバーしています。この内訳を分析したのが、上記の予算差異と操業度差異になります。

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