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2級 工業簿記《標準原価計算》

2014年2月12日

これまで学習していた実際原価計算が「実際に発生した原価を集計して製品原価を計算する」ものだったのに対して、今回学習する標準原価計算は「効率的に製造したらこれくらいの原価でできるはず」という金額を計算するものです。この分野では、標準原価差異の分析が最重要論点になります。


【チェックリスト】

  1. 標準原価カードを作成できるか?
  2. 月初仕掛品・完成品・月末仕掛品の標準原価を計算できるか?
  3. 直接材料費の差異を価格差異と数量差異に分析できるか?
  4. 直接労務費の差異を賃率差異と作業時間差異に分析できるか?
  5. 製造間接費(公式法変動予算)の差異を予算差異・能率差異・操業度差異に分析できるか?
  6. パーシャル・プランとシングル・プランによる勘定記入ができるか?
  7. 会計期間末における原価差異の会計処理を理解しているか?



【今日の一問】
 公式法変動予算を前提として、当月における製造間接費の標準原価差異分析を行いなさい。なお、製造間接費は直接作業時間(DLH)を基準に配賦しており、不利差異の場合は金額に△を付すこと。

変動費率:300円/DLH  月間固定費予算:500,000円  基準操業度:1,000DLH
実際操業度:900DLH  標準操業度:850DLH  実際発生額:760,000円
予算差異は変動費部分と固定費部分の両方からもとめるものとする。



【解 答】

《操業度差異》
 固定費率:500,000円÷基準操業度1,000DLH=500円/DLH
 操業度差異:(実際操業度900DLH-基準操業度1,000DLH)×500円/DLH=△50,000円

《能率差異》
 製造間接費配賦率:変動費率300円/DLH+固定比率500円/DLH=800円/DLH
 能率差異:(標準操業度850DLH-実際操業度900DLH)×800円/DLH=△40,000

《予算差異》
 予算許容額:変動費率300円/DLH×実際操業度900DLH+月間固定費予算500,000円=770,000円
 予算差異:予算許容額770,000円-実際発生額760,000円=10,000円

 当月は標準で800円/DLH×850DLH=680,000円の製造間接費が発生するはずでしたが、実際に発生したのは760,000円だったので、80,000円の不利差異が発生してしまいます。この内訳を分析したのが、上記の計算です。

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