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第137回 日商簿記検定 3級(5)

2014年6月25日

日商簿記検定3級の最後は、第5問「8桁精算表の作成」です。

まずは未処理事項を処理し、そのうえで決算整理事項に着手します。個々の処理は難しくないのですが、精算表の形式に慣れていないと、思わぬ集計ミスをしたり、作業に時間がかかってタイムアップ...なんてことも起こり得ます。

では、注意すべき点を中心に見ていきましょう。


【未処理事項】

  1. 当座預金への入金連絡未達です。決算日時点ですでに当座預金口座に入金されていますから、当座預金を増やすとともに受取手形を減らす処理を行います。
  2. 有価証券の売却が未処理だったので、通常どおり処理します。注意すべきは、「売却代金は後日受け取ることになっている」とあるので、借方を未収金とする点です(売掛金としないように!)。


【決算整理事項】

  1. あまり見慣れない「現金過不足」という勘定科目がありますね。貸方に1,000記入されていますから、「(借)現金1,000 (貸)現金過不足 1,000」という仕訳が行われたと推測できます。そして、期末になっても実際の現金が多かった理由が分からなかったわけですから、これを雑益勘定に振り替えます。
  2. 貸倒引当金の設定ですが、【未処理事項】で受取手形を50,000減らしていることをお忘れなく!
  3. 「売上原価は、「仕入」の行で計算すること」とあるので、仕入の行に期首商品を足して期末商品を引きます。そうして計算された3,085,000が、売上原価を表します。
  4. 残高試算表を見ると減価償却累計額勘定を用いていますから、間接控除形式で表示をすると判断します。
  5. 3級では個人商店を想定していますが、事業主が商店のお金を私用で使った場合、引出金で処理しておきます。ただし、あくまで商店のお金ですから、最終的には資本金勘定からマイナスします。
  6. 残高試算表を見ると消耗品費勘定を用いていますから、消耗品購入時に一旦費用処理していることが分かります。よって、未使用分を消耗品費から消耗品(資産)に振り替えます。
  7. 1月以降の9か月分が前払いですから、支払保険料から前払保険料(資産)に振り替えます。
  8. 未払いでも当期分の費用ですから、支払地代および未払地代(負債)を計上します。
  9. 未収でも当期分の収益ですから、146日分の未収利息(資産)および受取利息を計上します。


以上を行ったうえで、損益計算書の貸借差額で当期純利益を計上し、それを貸借対照表の貸方(仮に当期純損失の場合は借方)に記載します。最後に、貸借対照表の貸借が一致することを確認して完成!

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