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2月検定まで、いよいよ1週間となりました。これまでの準備は順調でしょうか?
今回は、本社工場会計をはじめとする「メインとはいえないが、余裕があれば最後に確認しておきたい論点」をチェックしていきます。また、いつもの【今日の一問】にかえて、今日から試験当日までの学習方法や確認事項をまとめておきますので、ぜひ参考にしてください。


【チェックリスト】

  1. 受注生産と見込生産のそれぞれにおける、製品完成後の記帳方法を理解しているか?
  2. 販売費および一般管理費(営業費)における、形態別分類、機能別分類、直接費と間接費の分類、固定費と変動費の分類を、それぞれ理解しているか?
  3. これまで工業簿記で学習してきた内容と、商業簿記で学習した本支店会計を結合した「本社工場会計」における、仕訳と合併財務諸表の作成ができるか?

これまで学習していた全部原価計算は、在庫にも固定製造原価を集計するため、「たくさん作れば(売れ残りが発生しても)利益が生じる」という問題がありました。この問題を解消し、「販売に比例して利益が生じる」という経営者の直感に近い計算を可能にするのが、すべての固定製造原価を期間原価とする直接原価計算です。


【チェックリスト】

  1. 直接原価計算による損益計算書を作成できるか?
  2. 全部原価計算と直接原価計算の計算構造の違いを理解しているか?特に、固定製造原価の扱いについて留意すること。
  3. 固定費調整により、直接原価計算の利益を全部原価計算の利益に修正できるか?



【今日の一問】
 固定費調整により、全部原価計算の営業利益をもとめなさい。

直接原価計算による営業利益:1,000,000円
期首仕掛品に含まれる固定製造原価:25,000円  期首製品に含まれる固定製造原価:90,000円
期末仕掛品に含まれる固定製造原価:55,000円  期末製品に含まれる固定製造原価:30,000円

これまで学習した製造間接費の差異分析(公式法変動予算)やCVP分析、次回学習する直接原価計算をおこなうためには、原価が固定費と変動費に分けられている必要があります。「原価の固変分解」では、原価を固定費と変動費に分ける具体的な計算方法を学習します。


【チェックリスト】

  1. 変動費・固定費・準変動費・準固定費の意味を理解し、具体例を挙げることができるか?
  2. 固変分解の一般的な5つの方法の名称を挙げることができるか?
  3. 2.のうち、費目別精査法の内容を理解しているか?
  4. 2.のうち、高低点法の具体的な計算ができるか?



【今日の一問】
 次のデータにもとづき、高低点法により変動費率と月間の固定費額をもとめなさい。なお、月間の基準操業度1,250時間の80%から120%を正常操業圏とする。

 1月:製造間接費250,000円  1,250時間
 2月:製造間接費266,000円  1,450時間
 3月:製造間接費300,000円  1,600時間
 4月:製造間接費220,000円   980時間
 5月:製造間接費234,000円  1,050時間
 6月:製造間接費245,000円  1,150時間

C(cost)V(volume)P(profit)分析ではさまざまな公式が出てきますが、そのほとんどは「利益=売上高-(変動費+固定費)」という基本式から導き出されます。例えば、基本式の利益の部分をゼロとすると、損益分岐点売上高を算定する式になります。基本式と結び付けて、単なる暗記に終わらない学習を心掛けましょう。


【チェックリスト】

  1. CVP図表を理解し、作図することができるか?
  2. 損益分岐点売上高と損益分岐点販売量をもとめることができるか?
  3. 目標営業利益を達成する売上高(販売量)をもとめることができるか?
  4. 目標売上高営業利益率を達成する売上高(販売量)をもとめることができるか?
  5. 貢献利益の概念を理解し、それを用いたCVP図表を作図することができるか?
  6. 安全余裕率と損益分岐点比率をもとめることができるか?
  7. 経営レバレッジ係数を理解し、算定することができるか?



【今日の一問】
 次のケースにおいて、損益分岐点販売量、目標営業利益500,000円を達成する販売量、安全余裕率および損益分岐点比率を算定しなさい。

販売単価:1,000円/個  変動比率:600円/個  固定費額:1,000,000円
現時点の売上高:3,125,000円(3,125個)

これまで学習していた実際原価計算が「実際に発生した原価を集計して製品原価を計算する」ものだったのに対して、今回学習する標準原価計算は「効率的に製造したらこれくらいの原価でできるはず」という金額を計算するものです。この分野では、標準原価差異の分析が最重要論点になります。


【チェックリスト】

  1. 標準原価カードを作成できるか?
  2. 月初仕掛品・完成品・月末仕掛品の標準原価を計算できるか?
  3. 直接材料費の差異を価格差異と数量差異に分析できるか?
  4. 直接労務費の差異を賃率差異と作業時間差異に分析できるか?
  5. 製造間接費(公式法変動予算)の差異を予算差異・能率差異・操業度差異に分析できるか?
  6. パーシャル・プランとシングル・プランによる勘定記入ができるか?
  7. 会計期間末における原価差異の会計処理を理解しているか?



【今日の一問】
 公式法変動予算を前提として、当月における製造間接費の標準原価差異分析を行いなさい。なお、製造間接費は直接作業時間(DLH)を基準に配賦しており、不利差異の場合は金額に△を付すこと。

変動費率:300円/DLH  月間固定費予算:500,000円  基準操業度:1,000DLH
実際操業度:900DLH  標準操業度:850DLH  実際発生額:760,000円
予算差異は変動費部分と固定費部分の両方からもとめるものとする。

今回は、総合原価計算におけるさまざまなバージョンを見ていきます。前回の単純総合原価計算は、仕損・減損や追加材料といった応用論点を伴う場合が多いのに対して、今回の論点は基礎的な計算を問われるとこが多いのが特徴です。意外に得点しやすい分野ですから、ひとつひとつの論点を確実にマスターしていきましょう。


【チェックリスト】

  1. 等級別総合原価計算において、等価係数を用いて完成品総合原価を各等級製品に按分する計算ができるか?
  2. 組別総合原価計算において、組間接費を各組に配賦する計算ができるか?
  3. 工程別総合原価計算における累加法の計算ができるか?



【今日の一問】
 実際総合原価計算を前提として、各等級製品の完成品総合原価をもとめなさい。

  • 完成品800個(加工進捗度100%)、月末仕掛品150個(加工進捗度80%)
  • 製品原価の計算は平均法による。
  • 加工進捗度100%の点で50個の正常減損が生じている。当該減損コストは度外視法により、完成品のみが負担する。
  • 当月は直接材料費が500,000円、加工費が388,000円発生している。
  • 完成品の内訳は等級製品A1と等級製品A2 がそれぞれ400個であり、等価係数はA1:A2=1.0:0.8である。

製品別計算のもうひとつの柱である「総合原価計算」について、2回にわたって確認していきます。総合原価計算は連続大量生産に適用される方法で、論点も多く、試験における重要性もかなり高い分野です。
今回は総合原価計算の基本となる、単純総合原価計算を見ていきましょう。


【チェックリスト】

  1. 月初・月末仕掛品があるケースで総合原価の計算ができるか?
  2. 平均法と先入先出法で総合原価の計算ができるか?
  3. 仕損・減損の負担関係の判定ができるか?
  4. 度外視法による仕損・減損の計算ができるか?
  5. 追加材料の投入計算ができるか?



【今日の一問】
 実際総合原価計算を前提として、完成品総合原価をもとめなさい。

  • 完成品800個(加工進捗度100%)、月末仕掛品200個(加工進捗度80%)
  • 製品原価の計算は平均法による。
  • 加工進捗度60%の点で50個の正常減損が生じている。当該減損コストは度外視法により、完成品と月末仕掛品の両者負担とする。
  • 当月は直接材料費が500,000円、加工費が384,000円発生している。

費目別計算⇒部門別計算と続いてきた計算も、製品別計算で完成となります。今回は製品別計算のうち、個別受注生産に適用される「個別原価計算」を学習していきます。


【チェックリスト】

  1. 個別原価計算と総合原価計算の区別ができているか?
  2. 原価計算表の作成ができるか?また原価計算表から、製造原価報告書・損益計算書・貸借対照表の各数値を算定できるか?
  3. 仕損費の算定と負担関係の決定ができるか?
  4. 作業屑の算定と負担関係の決定ができるか?



【今日の一問】
 実際個別原価計算を前提として、製造指図書No.100の完成品原価をもとめなさい。

  • 製造指図書No.100は当月から製造に着手し、当月中にすべて完成している。
  • 製造指図書No.100には、合計で500,000円の原価が集計されている。なお、当該金額は下記の仕損費および作業屑評価額を考慮する前のものである。
  • 製造指図書No.100の一部が仕損となり、補修のために発行した製造指図書No.101に合計で30,000円の原価が集計されている。なお、当該仕損は正常なものである。
  • 製造指図書No.100の直接材料から作業屑が生じており、評価額2,000円を製造指図書No.100の直接材料費から控除する。

費目別計算から製品別計算の間に部門を設けると、製造間接費の計算を緻密化できたり、費用発生の責任を明確化できたりといったメリットがあります。もちろん、計算に手間がかかるというデメリットもありますが...
個々の計算方法を理解するのはもちろんのこと、常に「なんのために部門別計算を行うのか」という目的(=上記のメリット)を意識して学習することが何より大切です。


【チェックリスト】

  1. 製造部門と補助部門の違いを理解しているか?
  2. 部門費の第1次集計・第2次集計・第3次集計(=各仕掛品への配賦)の3ステップをイメージできているか?
  3. 部門費の第1次集計における、部門個別費と部門共通費の集計ができるか?
  4. 部門費の第2次集計における、直接配賦法と要綱の相互配賦法の計算ができるか?
  5. 部門費の第2次集計における、実際配賦と予定配賦の使い分けができるか?



【今日の一問】
 直接配賦法と要綱の相互配賦法のそれぞれで、A製造部門への補助部門費配賦額を計算しなさい。

  • 当工場には、A製造部門、B製造部門、C補助部門、D補助部門がある。
  • C補助部門費は200,000円、D補助部門費は100,000円である。
  • C補助部門は、A製造部門に50%、B製造部門に30%、D補助部門に20%の用益を提供している。
  • D補助部門は、A製造部門に40%、B製造部門に60%の用益を提供している。

今回から工業簿記に入ります。工業簿記は商業簿記に比べて論点が少ない代わりに、応用問題が多いという特徴があります。商業簿記以上に、根本的な考え方の理解につとめましょう。


【チェックリスト】

  1. 直接材料費と間接材料費の分類を理解しているか?
  2. 材料購入時の外部副費と内部副費の処理を理解しているか?
  3. 材料消費量の計算における継続記録法と棚卸計算法を理解しているか?
  4. 材料消費単価の計算における先入先出法・総平均法・移動平均法を理解しているか?
  5. 継続記録法+実地棚卸によった場合の棚卸減耗損の計算ができるか?
  6. 直接労務費と間接労務費の分類を理解しているか?
  7. 直接工消費賃金と間接工消費賃金の計算方法の違いを理解しているか?
  8. 直接工の消費賃率計算における個別賃率・職種別平均賃率・総平均賃率を理解しているか?
  9. 直接工の勤務時間の内訳を理解しているか?



【今日の一問】
 当月の材料棚卸減耗損を計算しなさい。

消費量計算:継続記録法  消費単価計算:先入先出法  月初棚卸:なし
当月購入:(第1回)@120円×500kg (第2回)@150円×400kg
当月消費:800kg  月末実地棚卸:80kg

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